水の男

2019年01月25日

はじめての本だったのでめちゃくちゃ緊張していました。ずっと赤井と降谷の原作絵を貼り付けてあったし、何度も口調チェックしたりして……

けどそんなのがどうでもよくなるくらい途中から突き抜けてしまって、降谷零という男の、完璧な影にあるあやうい部分とか幼さとか、そういうものがかわいくてかわいくて仕方がなくなりました。それは「私」がかわいいと思っているというよりも、それを目の当たりにしている赤井が、降谷くんをかわいいと思っているわけです。何だこいつは可愛すぎるどうにかしなくては。

もうちょっと長くしないとかけなかった設定がいくつか残ったままです。このブログでは好きなこと好きなようにかくって決めてるので、自分のためにかきます。

例えば、赤井が初めて降谷くんの前に現れるとき、どうしてはだしなのか。たしかセリフに入れようとして入れてなかったと思うんですけど(読み直してない)、赤井は事故に巻き込まれたあと、自分の仮想的に対して自分が死んだあるいは致命傷を負って逃げたと思わせるために、自分が沢底に落ちた偽装演出を施してその場を去っているんです。その一環で靴を沢の方向に投げ捨てていて、はだしです。最初の事故と偽装で軽い擦過傷程度はあるでしょうが、本人はほとんど怪我をしていないです。

あと、赤井は作中ほとんど嘘をつかないんですね。これはわたし原作でもそうじゃないかなと思っていて、彼は隠すし言わないけど嘘はつかない。すごく巧みなのか正直なのかわかんないんですが、ついでにいうと隠すのもへたみたいで(口癖とかレフティーとか)これはめちゃくちゃ萌えます。

降谷くんも最低限の嘘しかついてなくて、それって本当に頭のいい人しかできないなと思いながらかいていました。人間が嘘をつくと(水無さんがたしかめてたみたいに)身体が反発するぶん痕跡や証拠がどっかに残ってしまう。それを避けるには、嘘をつかなければいいんです。それを実践するってどんなだろうなあと思ってはいたので、降谷くんも赤井も嘘はつかないと私は信じています。

……

ってねえここまでの記事を書いた日付が「UFO~」の締切直前だったんで、壁打ちの限界を迎えていたんでしょう。日本語がやばい なによりこの記事を書いた記憶がない

こういうことがあるから自分の記録用に記事を残しておくというのはいいですね。

いまは2019/03/09なんですけど、水の男でも設定書ききってない話をしているし、私はさっきUFOの記事でも設定を書ききれてなかった話をしていて、失敗から学んでないことがよくわかりました。

ブログのログは記憶のログ。ちゃんと覚えておきます……次こそはページの設定数を間違えないぞ


ありがたいことにこの本に寄せて、すごく励みになるお言葉をたくさんかけていただけました。

本当にありがとうございます 見てらっしゃらなかろうがなんだろうが拝まずにはいられない

「……」よりもまえの時期、この本を出そうと思ったときって周囲に赤安の友だちがいなくて、絵をかいても妄想をしても独り ぢっとてをみる みたいな生活をしていたので、この間のイベント(2月春コミ)で世界が一気に変わりました。本を出したことを寂しく思う日はもうなくなりまして、ああもう赤安最高という一心で生かされています!!!!!赤安最高


この本には、あさましくもあとがきをつけてるんですけど、それに書いた…っけ…

延々「ミューズ」って曲を聴いていました。とくに「一緒にお風呂入りませんか」のあと。

「戦ってるあなたは美しい」っていう歌詞の部分が、なんていうんだろう、ライフルのスコープで、バーボンの姿を捉えた瞬間にライの脳にビビッと浮かんだ言葉であったらいいなと思ったんです。戦ってるあの男はなんと美しいのかと思ってほしかったし、思ったんだろうと確信してお話をかいていました。

じゃあバーボンの「戦い」ってなんなのかというと、銃撃戦とかそういうわかりやすい「戦い」じゃないんですよね。人の心につけ入ったり、観察したりするための日常全てが戦場で、ごはん作ったり洗濯干したり走ったり笑ったりもぜんぶ戦争。

そういうところにスコープ越しに気づいちゃったのがライであってほしいし、そんな間近でバーボンの戦争を目にしたから、彼の燃え立つ命が美しいって思ってほしいな~

フジョシの妄想です でもそうだったらいいな 本当にそうだったらいいな


水の男はバーボン<ライの話ですが、UFOは完全に逆の力関係でお話ができていきました。一回本にすると頭の中が一段落して次に行きやすくなるので、気持ちがすご~く楽です。

その意味で、これからも本を出し続けたいです。(2019/03/09)

© 2019 Nehan to GEDAZ
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう